■□■　焼肉・居酒屋　大貴　■□■

歩いている目の前を乗りたいバスが過ぎ去り、ちょっと半べそ。他にも同じ方向へ行くバスがあったものの、おかげで上手に乗換ができず、ちょっと待ちぼうけを食らいつつも、修学旅行生たちの微笑ましい会話を盗み聞きしてるとほんわかする(たちが悪いね　笑）。そして向かった先は「原谷苑」。


こんな交通の便の悪いとこ滅多に来れないだろうなーと思いつつ、このピンクに染まった山を見ると今度は晴れているときにと思ってしまう。もうピンク！ピンク！ピンクのシャワーのオンパレード。ため息しか出ませんでした。

たくさん歩いたのでこのお弁当の美味しかったこと！予約しなくては食べられないお弁当です。+１０００円すると室内の桟敷席で食べられるそうなんですが、私は天気予報を調べる前に予約してしまったので外で食べたいと思ってそちらは追加しませんでした。この頃から、雨が激しく降り続き、一度、滝のミストでデジカメを壊している私としてはヒヤヒヤしながら、原谷苑を後にすると、散歩のおじさんに話しかけられる。「そんなカメラ持ってるなら、あそこの神社登って原谷苑を見下ろしてごらんよ」。目から鱗とはこのことでした。もうちょっと高い位置からなら言うことないんですが、それでもそこにピンクに染まった一角が・・・

神社から降りたところでちょうどさっきのおじさんに会ったのでお礼を言う。ホント、京都の人ってサービス精神あるわー。続いて坂を下りながら仁和寺へ。大阪のお友達とそこで待ち合わせしたのですが、時間配分がわからなくて不安だったのに、誤差は２分くらい。ジャストなタイミングでお久しぶりの再会です。そこから二人のトークはノンストップです。

相変わらずの雨に私の写真を撮るぞという意気込みはどんどん減ってしまったのだけど、それでもこれを見たら、来てよかったなーと思うのです。仁和寺の代名詞、御室桜は京都で一番最後に満開を迎える桜として有名。ソメイヨシノよりも大粒の花をつけ、背も低い木なので、目の前にたくさんの花が広がり、圧巻です。

これをカメラで撮った時、水にしたたる御室桜も滅多には見れないものだからよしとしようと思わせられました。今までも何度も桜の京都に来ていますが、この時期のこの２つの桜は初めてだったのでとても幸せでした。あぁ、日本って素晴らしい。